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- 性感染症検査について
性感染症(STD)とは
主に性行為によって感染する病気のことを総称して「性感染症(STD:Sexually Transmitted Disease)」と呼びます。性感染症は、セックス(腟への男性器を挿入)によって感染するものと誤解されがちですが、口や肛門などの粘膜接触(オーラルセックス)で感染することもあります。また、性器周辺だけではなく喉や全身に症状が現れることもあるため、注意が必要です。
また、性感染症は自覚症状がないことも多いうえ、一度感染すると基本的には自然治癒しません。そのため、知らない間に感染している、あるいは感染を広げている可能性があります。性感染症への感染と感染拡大を防ぐためには、病気への正しい知識を持ち、適切な予防・治療を行うことが重要です。
性感染症はご自身だけの問題ではありません
性感染症の症状には、自覚症状に乏しいもの、男女で症状やその程度が異なるものなどさまざまな種類があります。進行すると排尿困難や歩行困難を引き起こすものもありますし、不妊の原因になったり、母子感染を引き起こしたりすることもあります。
性感染症は決してご自身だけの問題ではありません。感染の拡大、および再感染を避けるためにも、感染が発覚した場合にはパートナーと一緒に治療をうけ、双方の症状が改善するまできちんと治療を続けることが大切です。
性病と性感染症の違い
性行為で感染する病気という意味では、「性病」のほうが聞きなれている方も多いと思います。一般的にはほぼ同義で使われていますが、厳密には対象とする病気の範囲が異なります。
そもそも性病は、昭和に制定された性病予防法に書かれた病気のことを指します。性病予防法は、淋病・梅毒などのごく一部をその対象としていましたが、逆にそれ以外の病気は性病として扱われていませんでした。一方の性感染症は、上述した通り性行為によって感染するあらゆる病気を対象とします。
専門家でもない限り、性病と性感染症の違いにこだわる必要はありませんが、知識として知っておくとよいでしょう。
性感染症の疑いがあるときは、当クリニックの検査をおすすめします
こんな時には検査をご検討ください
- 性器周辺がかゆい
- 尿道に違和感がある
- 急におりものが増えた、臭いがきつくなった
- 新たな人と性的関係を持った
- パートナーの性感染症が発覚した
- 自分が性感染症に感染していないか知りたい
- 性感染症検査の証明書が必要
など
性感染症の検査ではどんなことをするの?
性感染症検査では、基本的に検査で必要となる検査物を採取して感染の有無を判定します。検査物は血液などの一部を除き、患者様による自己採取となりますので、検査のみであれば必ず患部を医師に見せる必要はありません。
性感染症検査で必要な検査物
尿、膣分泌液、血液、うがい液、病変部の組織など
※血液と一部の病変部組織の採取は、専門のスタッフが行います
自費診療なので匿名での検査ができる
当クリニックでの性感染症検査は自費診療となります。受付も整理券制ですので、患者様のお名前を呼ぶこともありません。
検査したその日に結果が分かるものもあります
淋病(淋菌)やクラミジア、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVは、その日のうちに検査結果が判明します。お急ぎの方もぜひお気軽にご相談ください。
※14時までに検査を受けたものに限ります。14時以降に受けた検査の結果が分かるのは翌日となります。
検査だけで性感染症が100%判定できるとは限りません
性感染症の有無は検査で判別できることがほとんどです。しかし、中には検査だけでは判別できず、専門医による診察が必要となることもあります。たとえば、検査で陰性だったのに症状が治まらない場合は、検査対象とは異なる性感染症にかかっている可能性があります。
当クリニックでは、検査結果や患者様の症状に応じて適切な治療をご案内しています。検査で陽性となったときはもちろんですが、陰性でもお体の違和感が続く場合は、再度ご相談いただくか、本院である東梅田泌尿器科へ直接ご相談ください。